更新履歴(3件・最終更新 2026年08月02日)
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- 外部レビュー(1283件)への対応として本文を更新しました。個々の変更内容は、この下の履歴を参照してください。
- 冒頭の図の各段階に章番号を併記し、段階と章と判断することを対応付けた見取り図を追加しました。あわせて「少ない」「低い」の目安の置き方、用語の説明、並行して進められる作業の対応を追加しています。
- 初版公開
この記事を引用する(DOI: 10.5281/zenodo.21589957)
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小村 豪(2026)「BtoBサイトで問い合わせを増やす ── 直す順番の全体地図(集客からフォームまで)」合同会社小村ソフト. https://doi.org/10.5281/zenodo.21589957 https://staging.comcomponent.com/blog/btob-website-lead-generation-roadmap/
- DOI(最新版)
- 10.5281/zenodo.21589957
- DOI(この版)
- 10.5281/zenodo.21732939
BtoBサイトで問い合わせを増やそうとするとき、多くの会社は「まず記事を増やそう」「広告を出そう」という集客の話から始めがちです。 しかし実務でうまくいくのは、計測 → 受け皿(サービスページ) → 導線(フォーム) → 集客(SEO・広告) の順で直していくケースです。
KomuraSoft のブログでは、サービスページの構成、問い合わせフォームの導線、メールの不達、チャットボット、SEOと広告、内部リンクといったテーマを個別記事で扱ってきました。それぞれかなり具体的な内容に踏み込んでいるため、「結局どの順番で、どこから手を付ければよいのか」が見えにくくなっているかもしれません。この記事は、それらを束ねる全体地図です。深掘りは各記事に譲り、ここでは「何を、どの順番で、なぜ直すのか」の見取り図に徹します。
そもそも「ホームページがなぜ利益につながるのか」という前提は、企業のホームページはなぜ作るべきなのか で整理しています。ホームページは会社案内ではなく営業の土台だという考え方が、この記事全体の前提です。
1. まず結論 ── 直す順番を間違えない
問い合わせが増えない相談を受けるとき、最初に出てくる要望はだいたい「SEOを強化したい」「広告を出したい」という集客の話です。気持ちはよく分かりますが、受け皿とフォームが弱いままだと、集客を強化しても問い合わせは増えません。
これは、穴の開いたバケツに水を注ぐのと同じです。バケツ(サイト)の底に穴が開いている状態で、蛇口(集客)を全開にしても、水(問い合わせ)は溜まりません。先に直すべきなのは蛇口ではなく、穴のほうです。
直す順番を図にすると、こうなります。
flowchart LR
A["1. 計測 ── 2章<br/>現状把握"] --> B["2. 受け皿 ── 3章・4章<br/>トップ・サービスページ"]
B --> C["3. 導線 ── 5章<br/>フォーム・メール・チャット"]
C --> D["4. 集客 ── 6章<br/>SEO・内部リンク・広告"]
D -.フィードバック.-> A
図1: 直す順番と、この記事の該当章
この図の各段階が、この記事のどの章にあたるかを一覧にしておきます。自分の状況に当たる行から読み始めても構いません。
| 段階 | この記事の章 | そこで判断すること | 深掘りの記事 |
|---|---|---|---|
| 1. 計測 | 2章 | 流入不足なのか、転換不足なのか | - |
| 2. 受け皿 | 3章・4章 | トップ・サービス・会社情報の役割分担と、サービスページ単体の構成 | 伝わらない理由、サービスページの整理手順 |
| 3. 導線 | 5章 | フォームまわり3か所、通知メールの不達、チャットボットの要否 | 先に直すべき3つの場所、メールが届かない原因、チャットボット設計 |
| 4. 集客 | 6章 | SEOと広告の役割分担、内部リンクの張り方 | SEOとGoogle広告、内部リンク設計 |
| 実行計画 | 7章 | 90日でどこまでやるか | - |
- 計測: 何が原因で問い合わせが止まっているかを見極める
- 受け皿: トップ・サービスページで「何を頼めるか」を伝える
- 導線: フォームや問い合わせページで「送りやすさ」を作る
- 集客: SEO・内部リンク・広告で、整った受け皿と導線に流入を送る
この順番で直すと、少ない流入でも問い合わせが生まれ始め、そのあとに足した集客がそのまま成果に乗ります。逆だと、集客にかけた費用が受け皿とフォームの弱さで漏れ続けます。実際にこの順番で直した例として、サイトリニューアル事例:宮崎の運送会社ドーズキャリーサービス も参考になります。
この記事の知識マップ
BtoBサイトの問い合わせ獲得は、Search ConsoleとGA4による計測で流入不足か転換不足かを切り分けることから始まり、その結果に応じてトップ・サービスページという受け皿を整え、次に問い合わせフォームや通知メールを含む導線を直し、最後にSEO・内部リンク・Google広告による集客を足すという順序が本記事の推奨である。受け皿が弱いままでは集客を強化しても問い合わせは増えず、SEO記事を増やしても内部リンクでサービスページへ戻す導線がなければ効果は問い合わせに変換されない。広告は受け皿と導線を直したあとであれば比較的早く効果が出るとされ、集客の効果は再びSearch ConsoleとGA4で検証して次の優先度を決める。
flowchart LR
accTitle: BtoBサイトの問い合わせ獲得の知識マップ
accDescr: 計測・受け皿・導線・集客という4段階を、この順で直すべき理由とそれぞれの構成要素の関係で示す図
btob_website["BtoBサイト"]
web_analytics_measurement["現状把握のための計測"]
search_console["Google Search Console"]
ga4["Googleアナリティクス4(GA4)"]
service_page_reception["受け皿(トップ・サービスページ)"]
inquiry_funnel["問い合わせ導線"]
web_acquisition["Webサイトの集客(SEO・内部リンク・広告)"]
website_seo["サイトのSEO対策"]
internal_linking["記事とサービスページの内部リンク"]
google_ads["Google広告"]
contact_form["問い合わせフォーム"]
inquiry_notification_email["問い合わせ通知メール"]
inquiry_generation["問い合わせ獲得(リードジェネレーション)"]
web_analytics_measurement -->|"利用する"| search_console
web_analytics_measurement -->|"利用する"| ga4
web_analytics_measurement -.->|"より先に行うべき"| service_page_reception
service_page_reception -.->|"より先に行うべき"| inquiry_funnel
inquiry_funnel -.->|"より先に行うべき"| web_acquisition
web_acquisition -.->|"前提とする"| service_page_reception
web_acquisition -->|"で確認できる"| web_analytics_measurement
web_acquisition -->|"利用する"| website_seo
web_acquisition -->|"利用する"| internal_linking
web_acquisition -->|"利用する"| google_ads
inquiry_funnel -->|"利用する"| contact_form
inquiry_funnel -->|"利用する"| inquiry_notification_email
google_ads -.->|"前提とする"| service_page_reception
website_seo -.->|"前提とする"| internal_linking
btob_website -.->|"利用する"| web_analytics_measurement
web_analytics_measurement -.->|"推奨される対応"| inquiry_generation
inquiry_funnel -.->|"前提とする"| service_page_reception
図の実線は常に成り立つ関係、破線は条件付きの関係です(成立条件は詳細ページの各関係の説明に記載)。関係すべての一覧(全17件、根拠・確度つき)と主要概念の定義は知識マップ詳細ページにまとめています。データ: JSON-LD / Turtle
2. 現状把握 ── 問い合わせが少ない原因を2つに切り分ける
「問い合わせが少ない」という症状には、大きく2つの原因があります。
- 流入不足: そもそも表示・クリックがない
- 転換不足: 来ているのに問い合わせに至らない
この2つは対処法がまったく違うため、最初に切り分けておくことが重要です。切り分けには、Search Console と GA4 を使います。この章から出てくる用語を先に押さえておきます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Search Console | Googleが提供する無料ツール。自社サイトが検索結果に何回表示され、何回クリックされたかが分かる |
| GA4 | Google アナリティクス 4。サイトに来た人が、どのページをどう見て、何をしたかが分かる |
| 表示回数(インプレッション) | 検索結果に自社のページが表示された回数。クリックされたかどうかは問わない |
| CTR(クリック率) | 表示回数のうち、実際にクリックされた割合。クリック数 ÷ 表示回数 |
| セッション | 1人の訪問者による、ひとまとまりの訪問。同じ人が日を変えて来れば別のセッションになる |
| コンバージョン | サイトで達成したい成果のこと。BtoBサイトでは通常、問い合わせフォームの送信を指す |
| 確認する場所 | 見るもの | 分かること |
|---|---|---|
| Search Console(検索パフォーマンス) | 主要サービスページ・記事の表示回数 | 表示回数自体が少なければ、流入不足の可能性が高い |
| Search Console(検索パフォーマンス) | 表示回数はあるのにクリック率(CTR)が低いページ | タイトル・descriptionと検索意図のズレ |
| GA4 | サービスページ・問い合わせページへのセッション数 | ページまで来ているかどうか |
| GA4 | フォーム送信などのコンバージョン数・率 | 来ているのに送信されていないか |
「少ない」「低い」の目安をどう置くか
この表を初めて見ると、「表示回数が少ないって、何回未満のこと?」で止まります。ここは業種と商圏で桁が変わるため、他社と比べる絶対値の目安は置けません。代わりに、次の3つの基準の置き方を使ってください。どれも自社のデータの中だけで完結します。
- 自社内の相対比較。 主要なサービスページの表示回数を全部並べ、上位のページと比べます。問い合わせに直結してほしいページの表示回数が、サイト内の上位ページの1割にも届かないなら、そのページは流入不足だと判断してよいです。
- CTRは自社平均と比べる。 Search Console の検索パフォーマンス画面には、サイト全体の平均CTRが出ています。表示回数が十分あるのに、そのページのCTRだけが全体平均を明確に下回っていれば、タイトルとdescriptionが検索意図とずれている可能性が高いです。CTRは掲載順位に強く影響されるので、順位が近いページ同士で比べるとさらに精度が上がります。
- 絶対値ではなく変化で見る。 施策を打つ前の数字を「基準線」として記録しておき、1か月後・3か月後と比べます。BtoBの技術系サイトは母数が小さいことが多く、月ごとの上下も大きいため、単月の数字より変化の方向のほうが判断材料になります。
問い合わせ件数そのものが月に数件という規模なら、率(CTRやコンバージョン率)は数件の増減で大きく揺れます。その場合は率ではなく実数と、問い合わせの内容(相談したい内容が具体的になってきたか)を見るほうが確実です。
原因によって、このあとの章の優先度が変わります。
- 流入不足が強い場合: 6章(集客)の優先度は上がりますが、受け皿(3〜4章)が弱いままだと、増えた流入もそのまま漏れます。まず受け皿を最低限整えてから集客に着手するのが安全です。
- 転換不足が強い場合: 3〜5章(受け皿と導線)を最優先にしてください。ここを直さずに集客だけ強化しても、問い合わせ率は変わりません。
- 両方弱い場合: 順番通り、受け皿から着手するのが最短ルートです。
3. 受け皿を直す(1) ── 何をしている会社かが伝わるか
受け皿の1つ目の論点は、トップページ・サービスページ・会社情報の役割分担です。技術系・B2Bのサイトで問い合わせが伸びない大きな原因は、情報不足ではなく、ページごとの役割が混ざっていることです。トップページに事業内容・サービス一覧・会社紹介・実績・問い合わせまで全部詰め込むと、読み手はどこを先に読めばよいか分からなくなります。
先に見る順番はこの3つです。この表はそれぞれのページに何を書くか(役割分担)を決めるためのものです。5章にも同じページ名が並ぶ表が出てきますが、あちらは症状が出たときにどこを疑うかという別の視点なので、両方を見比べてください。
| 順番 | ページ | 役割 |
|---|---|---|
| 1 | トップページ | 会社全体の入口として、何をしている会社かを短く伝える |
| 2 | サービスページ | 相談したい内容を具体化し、何を頼めるかを伝える |
| 3 | 会社情報・代表紹介 | 誰が、どんな経験で、どの範囲まで見ているかを補強する |
詳しい整理は、技術系企業のホームページで「何をしている会社か」が伝わらない理由 にまとめています。トップページのH1で全体像が一文で伝わるか、サービスページで相談内容が具体化されているか、会社情報で信頼の判断材料が示されているか、をチェックする内容です。
4. 受け皿を直す(2) ── サービスページの構成
受け皿の2つ目の論点は、サービスページ単体の構成です。技術系B2Bのサービスページが弱くなる原因は、説明不足ではなく、説明が広すぎて誰向けの何のページか見えなくなることが多いです。
基本の骨組みは、次の順で十分です。
- H1と短いリード
- どんな相談に向いているか(対象)
- 対応範囲
- 成果物や進め方
- よくある質問
- 相談への導線(CTA)
見出しは内容の名前ではなく「相談者が知りたい順番」で組み、CTAは押したあとに何が起きるかが分かる文言(例: 「ホームページ制作を相談する」)にするのがポイントです。詳しい構成手順は、サービスページをどう作るか - 技術系・B2B向けの整理手順 にまとめています。
5. 導線を直す ── フォームまわりで最初に直す3か所
受け皿が整っても、フォームまわりで離脱していれば問い合わせは増えません。導線でまず見るべきなのは、次の3か所です。3章の表と同じページ名が並びますが、3章が「各ページに何を書くか」だったのに対し、こちらは「症状が出たときにどこを疑うか」という視点の表です。
| 場所 | よくある症状 | 先に見ること |
|---|---|---|
| トップページ | 何の会社か分からない | H1、リード、入口の整理 |
| サービスページ | 何を頼めるかが分からない | 対応範囲、事例、CTA |
| 問い合わせページ | 送る気にならない | 項目数、説明文、安心材料 |
この3か所は独立して見えますが、実際にはつながっています。トップで気持ちが乗らなければサービスページまで進みませんし、サービスページで相談内容が見えなければ問い合わせページは開かれません。優先順位や具体的なチェックポイントは、問い合わせが来ないサイトで、先に直すべき3つの場所 で詳しく扱っています。
導線がもう1つ厄介なのは、フォームは送信できていても、通知メールが担当者に届いていないケースです。「送信は成功しているのに問い合わせが来ない」と感じたら、From: ヘッダの設計やSPF/DKIM/DMARCのアラインメントを疑ってください。用語を一行ずつ補っておきます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| SPF | そのドメインのメールを送ってよいサーバーの一覧を、DNSに公開しておく仕組み |
| DKIM | 送信時にメールへ電子署名を付け、受信側がDNS上の公開鍵で検証できるようにする仕組み |
| DMARC | SPFとDKIMの結果をもとに、認証に失敗したメールをどう扱うか(受け取る・隔離する・拒否する)をドメイン所有者が宣言する仕組み |
| アラインメント | 利用者に見える From: のドメインと、SPF・DKIMで認証されたドメインが一致していること。DMARCはこの一致を要求する |
フォームの通知メールが届かない事故は、この「アラインメント」で落ちていることが多いです。診断手順は、問い合わせフォームのメールが届かない原因と直し方 にまとめています。
また、フォームの手前にチャットボットを置くかどうかも導線の一部です。効果を左右するのはモデルの賢さより、用途を1つに絞ること、正本となる知識源を決めること、人への引き継ぎ条件を決めることです。企業サイトでは、チャットを主役にせず、サービスページや問い合わせフォームへの案内役として設計するのが安定します。詳しくは 業務で役立つチャットボット設計のベストプラクティス で整理しています。
6. 集客を足す ── SEO・内部リンク・少額広告
受け皿と導線が整ってはじめて、集客(SEO・広告)を足す意味が出てきます。SEOとGoogle広告は、どちらか一方を選ぶものではなく、意図の違う検索需要を別々に取りに行く仕組みとして役割分担するのが実務的です。
技術系B2Bサイトでは、サービスページを主役に据え、その周辺に技術記事と事例を束ねる構成が強く、Search Console のデータを見ながら次に書くべきページを決めていきます。Google広告側では、入札テクニックより先にコンバージョン定義とタグ計測を整えることが優先で、少額から始めるなら問い合わせ意図が濃い高意図キーワードに絞り、受け皿(サービスページ)へ直接送るのが基本線です。両方の考え方は、技術系B2BサイトのSEO対策とGoogle広告の進め方 にまとめています。
記事を増やしても、サービスページへ戻る導線が弱ければ効果は問い合わせに変換されません。内部リンクの役割は回遊数を増やすことではなく、記事・サービスページ・柱ページの往復を作ることです。アンカーテキストをリンク先の役割そのままにする、記事本文・記事末尾・サービスページ側の3か所でつなぐ、といった具体策は、記事とサービスページをどうつなぐか - 内部リンク設計の基本 にまとめています。
7. 90日の実行プラン
全部を一度に直す必要はありません。優先順位を守りながら、90日で土台を作るなら、次の順が現実的です。
期間が重なっている行は、順番待ちではなく並行して進めるものです。「並行」列の記号が同じ行どうしは同時期に走ります。たとえばDay 1〜14の計測は、結果が出るまで待つ必要はなく、待っている間に役割分担の整理を始めて構いません。
| 期間 | 並行 | やること | この記事の該当章 | 参考記事 |
|---|---|---|---|---|
| Day 1〜14 | A | Search Console と GA4 で、流入不足か転換不足かを切り分ける | 2章 | - |
| Day 1〜30 | A | トップ・サービスページ・会社情報の役割分担を整理する | 3章 | 何をしている会社かが伝わらない理由 |
| Day 15〜30 | A | 主要サービスページの構成(対象・対応範囲・進め方・実績・FAQ)を直す | 4章 | サービスページの整理手順 |
| Day 31〜45 | B | トップ・サービス・問い合わせページのフォームまわり3か所を直す | 5章 | 先に直すべき3つの場所 |
| Day 31〜45 | B | 問い合わせ通知メールの不達を点検する(From/Reply-To、SPF/DKIM/DMARC) | 5章 | フォームのメールが届かない原因と直し方 |
| Day 46〜60 | - | チャットボット導入の要否と、導入する場合の設計方針を決める | 5章 | チャットボット設計のベストプラクティス |
| Day 61〜90 | C | 内部リンクを整理し、SEO記事を補強しつつ高意図キーワードで少額広告を試す | 6章 | SEO対策とGoogle広告の進め方、内部リンク設計の基本 |
| Day 61〜90 | C | Search Console・GA4で効果を検証し、次の90日の優先度を再設定する | 2章に戻る | - |
- A(Day 1〜30): 現状把握と受け皿の整理。計測結果を待つ間に、役割分担の整理とサービスページの構成直しを進めます。
- B(Day 31〜45): 導線の修正。フォームの直しとメール不達の点検は、担当者が別々になることが多いため同時に走らせます。
- C(Day 61〜90): 集客と検証。広告や記事の効果は数字が溜まってから判断するので、施策と検証を並行させます。
この順で進めると、ページ数が少ないうちから問い合わせの変化が見え始めます。最初から記事や広告を増やすより、先に受け皿と導線の土台を作るほうが、後から足す集客の効果が素直に乗ります。
まとめ
BtoBサイトで問い合わせを増やす王道は、計測 → 受け皿 → 導線 → 集客 の順で直すことです。1章のバケツの比喩でいえば、先に塞ぐのは穴のほうで、蛇口はそのあとです。
まずはSearch ConsoleとGA4で現状を切り分け、そのうえで受け皿(トップ・サービスページ)、導線(フォーム・メール・チャットボット)を整え、最後にSEO・内部リンク・少額広告で集客を足す。この順番を守るだけで、同じ工数でも問い合わせの増え方はかなり変わります。
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- 効果が出るまでどれくらいかかりますか?
- 受け皿(サービスページ)と導線(フォーム)の修正は、公開してから数週間程度で問い合わせ内容や送信率の変化として見え始めることが多いです。一方でSEOによる流入増加は、記事や内部リンクを整えてから効果が出るまで数ヶ月単位を見ておく必要があります。広告は計測とランディングページさえ整えば、比較的早く結果が見えます。
- 広告とSEO、どちらを先にやるべきですか?
- どちらか一方を選ぶものではありませんが、着手する順番で言えば、受け皿とフォームを直したあとであれば広告は即効性があります。SEOは資産として積み上がるため並行して進める価値がありますが、受け皿が弱いまま広告や記事だけを増やしても、問い合わせにはつながりにくいです。詳しくは「技術系B2BサイトのSEO対策とGoogle広告の進め方」で役割分担を整理しています。